この記事を読んでいただきたい方:
いま使っている手すりを交換をせずにリメイクしたい。既存の手すりのまま利便性を高めたい、安全性を確保できないかを検討中のオーナー様、部分補修にすることで工事費用を安く抑える方法があるか調べているオーナー様に向けた記事です。

「階段の手すり同士を連結して、安全に使いたい。いまは途切れていて危ない…」
「古くなった手すりの一部だけが、壊れてしまった…」
この記事では、既存の手すりを活かしながら、溶接による補修・延長工事で安全性を高める方法をご紹介します。
実践:鉄製手すりの溶接リメイクで便利に。安全に。

階段の折り返しで、手すりが途切れている状況です。
養護施設や医療施設の階段で折り返し部分の手すりが分断されていると、利用者は一度手を離さなければなりません。これは特に高齢者にとって大きな負担であり、転倒事故のリスクが高まります。
毎日使う階段の手すりに不具合(不便)があると、転倒事故につながる危険もあります。特に高齢者や体の不自由な方にとって、手すりの途切れは大きなリスクです。
参考:手すりの事故防止対策報告書:製品評価技術基盤機構(nite)

既存の手すり同士をつなげるため、溶接工事をします。
手すりの途切れた部分や壊れた箇所に、同じ材質・サイズの金属パイプを継ぎ足し、溶接で一体化させるリメイク補修です。

この工事によって、分断された部分を滑らかに連結でき、手を離さずに安心して階段を昇り降りできる環境が整いました。
溶接リメイクのメリット

鉄製手すりはアルミ既製品と違って、同じ製品のままリメイクしたり、補修したりできることです。溶接リメイク工事のメリットは下記です。
安全性や利便性の向上:
途切れのない手すりは体をしっかり支え、転倒リスクを軽減。人の往来が多い施設では特に効果的です
工事の最中も使用制限がほぼ無い:
既存の手すりが現存したまま工事をするので、「手すりがない危険な状況がない」ことです。手すりの利用者が居住者に対する不便を最小化できます
部分補修でコスト削減:
手すり全体を交換しないので工事費用を抑えられます。問題のある箇所だけを溶接で補修・延長するためです
短期間で工事が完了:
大掛かりな交換工事と比べて作業範囲が小さく、工期も短縮。設備の利用制限を最小限に抑えられます
こんな工事であれば鉄工所の直接施工がお得です

- 手すりが途中で切れている・・。
- 一部が破損・腐食している・・。
- 高さや長さを調整したい・・。
こうしたケースでは、鉄工所や鍛冶屋さんなどの専門業者に相談するのがコスト面でも技術面でもお得です。複合的な工事が必要でない場合は、直接施工を請け負う業者で完結できるからです。手すりのリメイク補修工事はお気軽にご相談ください。
要約Q&A
Q:手すりの一部が壊れているけど、交換までの被害ではないんだけど・・・
A:鉄製の手すりであれば、溶接による部分補修で壊れた箇所だけを直せます。全体交換よりも費用を抑えられるのがメリットです。ちなみに、既製品だと対応できないです・・
Q:工事にはどのくらい時間がかかりますか?
A:1箇所の溶接補修であれば、現地作業は1日前後で終わります
Q:工事にはどのくらい費用がかかりますか?
A:1箇所の溶接補修であれば、数万円程度であることが多いです(塗装別途)
Q:どんな場所でも溶接工事はできる?
A:集合住宅やご自宅など、ほとんどの鉄製手すりで対応可能です。火の粉が出るので屋内工事には向きません
Q:補修後の手すりは強度的に安心できますか?
A:溶接でしっかりと一体化させるため、既存の手すりと同等の強度が確保されます
