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ボロボロに腐食したベランダ鉄骨を交換せず延命修理します

このようなオーナー様のお役に立つ記事です:
鉄骨ベランダの腐食錆びが気になっているが、交換せずに修理して使いたい・・・とお悩みのオーナー様に、費用を抑えた鉄骨修理工事をご紹介します。

腐食した鉄骨ベランダの補修修理

ベランダ鉄骨が腐食でピンチ

「鉄骨ベランダの腐食に悩んでいる。他社から交換を提案されたがまだ使いたい」と、オーナー様からご連絡をいただき、さっそく調査に伺いました。

ベランダ鉄骨のサビ穴多発

調査当初、ベランダのあちこちに「アルミテープ」が貼られていました。ご承諾をいただきテープを剥がしてケレン(鉄部表面の錆びを削る作業)した状況がこの写真。サビ穴が多発。

ベランダの側面部は「胴差し鉄骨(どうざしてっこつ)」と呼ばれる構造鉄骨です。ベランダの柱脚に接合されて、床デッキ(スノコ)を支える役割があります。この鉄骨はベランダの重要な骨格となっているので腐食が進むと、床スノコが抜け落ちるなどの危険性を伴います。

厄介なのは、テープなどで隠されているから「オーナー様がこの腐食を目視で気づくことができない」ことです。内側の腐食は隠されたままで、驚かれることが多いです。

しかし、鉄骨強度がかなり低下しているとはいえベランダ交換工事は最終手段です。何故かというと「(1)コスパが合わないから」「(2)居住者様の生活を止められないから」です。建物よりもご長寿なベランダができても意味がないと思いませんか?居住者様に工事中のベランダ使用制限は負担ではないですか?大丈夫です。延命補修できます。

高いお金をかけてベランダを丸ごと交換しなくても10年、20年と使えるようにできます。

工事前と工事後の写真を見てください

下の写真は「工事前」と「工事後」を並べています。見た目の印象に大きな変化はありませんが、鉄骨強度が大幅に向上しています。

できるだけ見た目を変えず、補強材も強度優先に最低限に絞って費用を抑えましたが、修理効果はじゅうぶんに確保しています。

鉄骨バルコニー補修前鉄骨バルコニー補修後

鉄骨ベランダの補修計画イメージ

今回の鉄骨ベランダ補修計画の解説です。

まず、強度を失った胴差し鉄骨は「カバー工法」で修理します。さらに「根太鉄骨」「建物側の鉄骨」など、ベランダの主要パーツにも修理を加えて、互いを溶接で緊結することでベランダ全体の鉄骨強度を戻します。

自前でイメージ図を作ったのでわかりづらいと思いますが下記のような工法です。修理した鉄骨同志を溶接で補完し合ってベランダ全体の延命に繋げていきます。

鉄骨ベランダ補強イメージ図

写真で解説、ベランダ修理工事

補修計画に沿って、ベランダの床デッキを支える「根太鉄骨」を増設補強します。同時に床デッキも交換します。

ベランダ根太の補強前ベランダ根太の補強中

ベランダの外周を支える「胴差し鉄骨」をカバー溶接工法で補強

ベランダ胴差し鉄骨の腐食ベランダ胴差し鉄骨の腐食補修

建物側に接合されたベランダ鉄骨の腐食部に、新たな鉄骨を増設して強度を復活させます。

ベランダ鉄骨の補強前ベランダ鉄骨の補強中

鉄骨修理が終わったら、ウレタン塗膜で鉄部をコーティングします。

鉄部ケレン防錆塗装ウレタン塗装

写真を時系列に並べてみましたが、これで鉄骨ベランダ延命修理は完了しました。※この他にも、適材適所の溶接補強をしています。

生まれ変わった鉄骨ベランダにオーナー様も大変満足いただきました。

まとめ ~補修工事を考えるときの基本方針~

実際には修理工事に決まった正解というものは無く、修理範囲や修理方法は維持年数から逆算して決めていくことがオーナー様には一番の解決方法になります。「一般的には・・」と客観的な目線で修理工事を捉えてしまうと、だいたい後悔します。

工事は「今後の建物維持(計画)に合わせる」ことを優先してください。建物の運用に見合った修理工事をすれば、1円も損にならない結果になるはずです。

「じゃあ、どうしたらいいの・・?」とご不安だと思います。弊社をお役立てください。オーナー様のご事情をベースにした工事プランで力(ちから)になります!

参考記事:鉄骨ベランダ補強工事を他にもやっています

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