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ブロック塀が老朽化していた時の対処方法

この記事を読んでいただきたい方:
ブロック塀の老朽化により、これを積み直し(新調に交換)する場合はどのような流れで行うかを知りたいオーナー様向けの記事です。※このページでは工事の具体的な説明ではなく、オーナー様が工事の前に知っておくと便利な情報を掲載しています。

老朽化したブロック塀が傾いている

ブロック塀が傾いている場合はどうする?

老朽化したブロック塀が傾いている原因は、積まれているブロックの中を通っている鉄筋が腐食していることがほとんどです。人間で例えるなら「背骨がなくなった状態」となるので、自分で立っていられない状況です。

傾いたブロック塀が建物に寄りかかっている

修理の方法はいろいろです。鉄骨でグラつきを固定したり、部分的にフェンス柵にしたり、今回のように「新しいブロック塀に積み直す(新しいものに交換する)」こともできます。

あ、ブロック塀がグラグラしている・・!」とわかったときには、工務店さんやリフォーム業者さんにお問合せするのが良いと思います。当社のような施工店に直接ご連絡いただいてもOKです。専門的な作業なのでDIYで行うことはお勧めしません。

専門業者に現地調査を依頼しましょう

ブロック塀の調査

状況確認のため、専門業者さんに現地調査を依頼しましょう。現在の老朽化状況を確認することも大事ですが、ブロック塀周辺の施工環境を把握してもらうことも同じくらい大切です。

ブロック積み直しのための敷地状況や埋め込み状況、隣地との構造関係など、実際に工事をする際の諸条件を確認してもらうのです。この確認をしないでお見積を出してくる業者さんは信頼しない方がいいです。

「隣地のアスファルトに一部干渉するから、こうカットしましょう」とか、
「この目隠しフェンスを撤去しないと工事ができないですね」とか、
「この境界の関係から、修理にはお隣さんの合意が必要です」とか、
「部分的に狭いところに立っているので、違う工法でやるしかないです」など、
専門家に見てもらうことで、「直さなきゃ・・」から「こう直そう」に視点が変わります。

積み直し工事前に最後の確認事項

ブロック塀の破壊破損

実際のブロック積み直し工事の前に決めておかないといけないことは下記です。
・工事の見積(地中障害などの隠ぺい部の対処方法も詰めておきましょう)
・工程表(解体・遣り方・新設・仕上げなど工期がわかれば近隣挨拶しやすい)
・工事環境の決定(ブロック資材の保管場所や作業スペースの位置などの確認)
・近隣への告知(騒音や車両移動、粉塵などの事前案内をしてトラブル回避)
ほかにもいろいろあると思いますが、最低限、上記の内容は詰めておきましょう。あとあとトラブルにならないように注意が必要です。

あとはプロにお任せを!

業者さんとの情報共有や確認事項が終わったら、あとはプロにお任せを!

※このページでは工事の具体的な説明ではなく、オーナー様が知っておくと便利な情報を掲載しています。

ブロック塀遣り方 ブロック積み直し1 ブロック積み直し2 ブロック積み直し3 ブロック積み直し4

ブロック塀は隣地の方や、目の前を往来する人など、いろいろな配慮が必要な場所に設置されています。無計画に工事金額から調べても、現状に最適な修理工法に絞らないと机上の空論になってしまいます。まずは専門業者さんに聞いてみるのが一番ですよ。

当社は施工店ですが、直接お問合せいただいても対応できますのでお気軽にご連絡ください。

ちなみに:ブロック補修補強あれこれ

ご参考までに、老朽化したブロック塀の補修工事例をご紹介します。

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